将来に目を向けて見ましょう。
ポケットコンピュータなどが普及してコンピュータを持ち歩くことが一般化してくると、わざわざ持ち運ぶというのはなかなか面倒だと考える人たちもでてきます。
考えてみれば、コンピュータはすでにある程度自分で判断する能力を獲得しているのですから、ご主人様を識別し、その後を付いてくるなんてこともできるはずです。
ただ、普通のコンピュータには「足」がありません。
そこで足を持った(もちろん、人間のような「足」である必要はありません。
移動手段があればいいのですから)コンピュータが現れることでしょう。自分自身で移動することのできるコンピュータ、ウォーキングコンピュータは、まさにSF映画でお馴染みのロボットにほかなりません。マシスによると、スターウォーズにでてきた、C3POやR2D2のようなロボットもやがては現れるでしょう。また、どらえもんのように、家庭で使われるロボットも出てくるに違いありません。
SF小説や映画のなかで描かれていた世界が、訪れる日はそう遠くないようです。
大阪地裁平成7年12月19日判決[中路義彦コート](判時1583号98頁、判タ909号74頁)本件は、甲山事件を題材にした小説「捜査一課長」のモデルとされた原告が、執筆者(清水一行)、出版社(集英社、祥伝社、小学館)、出版社の代表取締役に対し、誹謗中傷殿損による賠償請求等を求めた事案である。
判決は、代表取締役の責任について、実際に代表取締役が文芸書の編集に携わることはないこと、被告集英社の代表取締役が書籍の出版に関わるのは発行部数を決定するための部数会議においてであり、その会議においても当該書籍の内容について詳細に知り得るものではないことなどから、代表取締役が本件小説新書判の出版を実際に指揮命令していたということはできないとして、代表取締役の責任を否定している。
判決は、代表取締役の責任について、実際に代表取締役が文芸書の編集に携わることはないこと、被告集英社の代表取締役が書籍の出版に関わるのは発行部数を決定するための部数会議においてであり、その会議においても当該書籍の内容について詳細に知り得るものではないことなどから、代表取締役が本件小説新書判の出版を実際に指揮命令していたということはできないとして、代表取締役の責任を否定している。
